第46回名作コンテスト入賞作品

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第46回土佐さんごまつり名作コンテスト入賞作品

第46回 土佐さんごまつり名作コンテストは、
コロナ禍の影響によりWEB開催となりました。

昨年に引き続きWEB開催となった 第46回 土佐さんごまつり名作コンテストですが、個性的で芸術性の高い55作品が出品されました。2022年1月26日に高知ぢばさんセンターの審査会場にて厳選な審査の結果、16作品に高知県知事賞をはじめとする各賞を決定しました。

審査員

下山郁夫

■1954年 高知市生まれ
■高知県美術家協会理事
■高知市展 代表委員長
■  同  絵画部部長
■高知市文化プラザ活性化計画策定委員
■高知市文化振興ビジョン策定委員
■中・高等学校美術教員を経て
■現在、TOSA・美術アカデミー主宰

筒井孝枝

■1962年 北海道旭川生まれ
■東京杉野ドレスメーカー学院デザインアート科卒業
■婦人服企画・パタンナーを経て高知に帰郷
■高知国際版画トリエンナーレ・高知県美術展覧会などに出展。
■2021年、高知美術展覧会グラフィック部門県展特選。
■個展・グループ展を中心に活動現在、高知版画協会事務局

立体・平面彫刻の部

宝飾の部

特別出展 現代の名工 前川泰山

宝石珊瑚美術工芸の第一人者であり、現代の名工として今なお新たな作品創りに精力的に取り組まれている前川泰山氏。
これからの業界を担う若手作家へのエールを込めて、新作を特別出展します。

珊瑚工芸『虎視』

獲物を狙うような鋭い目つきでじっと機会を伺う猛虎。その視線の先にあるのは、コロナ禍後の世界であろうか。虎は石塑をベースに各種珊瑚抹で創作、背景は土佐和紙に黒珊瑚抹、カラー珊瑚抹等で加彩色を施した。

前川泰山略歴

1937年(昭和12年) 高知県高知市に生まれる(本名:通泰)
1954年(昭和29年) 珊瑚彫刻家 須賀正融氏に師事
1965年(昭和40年) 前川珊瑚工房 設立
1971年(昭和46年) 初の大型珊瑚巧芸画『白鷺』(1.8m×3.1m)完成
世界貿易センタービル(東京・浜松町)に展示さる(大倉珊瑚店所蔵)
1974年(昭和49年) 珊瑚巧芸画『羅浮仙』(2.4m×2.8m)完成 文部省指定 珊瑚博物館に所蔵さる
1976年(昭和51年) 高知県の依頼により上皇、上皇后両陛下(当時の皇太子御夫妻)
御来高を記念して献上作品 額装『長尾鶏』作製
1977年(昭和52年) 全日本さんご祭にて通商産業大臣賞受賞
1978年(昭和53年) さんご祭名作コンテストにおいて全3部門で無鑑査となる
〃 ( 〃 〃 ) 賜 昭和天皇陛下御買上げ
1980年(昭和55年) 珊瑚巧芸画の大作『龍虎の図』(2.4m×5.0m)完成
日本サンゴセンターに所蔵さる
1985年(昭和60年) 虎の実物大『威風』完成 珊瑚博物館に所蔵さる
1987年(昭和62年) ホワイトライオンの実物大『聖なる王』完成 日本サンゴセンターに所蔵さる
1988年(昭和63年) 高知新阪急ホテルにて35周年記念個展開催
1990年(平成2年) 現 上皇陛下の天皇即位礼を記念して献上作品『寿雅』作製
1991年(平成3年) 卓越技能功労者「現代の名工」として労働大臣彰受彰
1992年(平成4年) 国連障害者の10年を記念して内閣総理大臣彰受彰
1993年(平成5年) 今上陛下(当時の皇太子殿下)の御成婚を記念して献上作品『瑞祥』作製
1995年(平成7年) 作品集『皇室と珊瑚』出版。同出版記念個展開催
2000年(平成12年) 伊、ナポリ、トーレ・デル・グレコにて個展開催
2001年(平成13年) 秋の褒章にて黄綬褒章を受章す
2009年(平成21年) 10月 珊瑚抹龍馬像『暁翔』(台座込みの全高:2m)完成
2013年(平成25年) 台湾、台東寶石珊瑚博物館に作品が所蔵され、前川泰山コーナーが設けられる
2015年(平成27年) 高知市文化プラザかるぽーとにて就業60周年記念個展開催
2018年(平成30年) 富山県氷見市 ギャラリーつばさにて傘寿記念個展開催
2019年(令和元年) 高知県の依頼により今上陛下の天皇即位礼を記念して
献上作品『珊瑚抹画 慶賀暁朝~桂浜~」作製
2020年(令和2年) 10月 『疫病退散(アマビエ)』完成
11月 高知県立坂本龍馬記念館にて1ヶ月間特別展示

日本における珊瑚美術工芸の第一人者として、後進の育成に努め、珊瑚工芸の発展に寄与す。