第49回名作コンテスト入賞作品
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第49回土佐さんごまつり名作コンテスト入賞作品
第49回 土佐さんごまつり名作コンテストはWEB開催に加え、
3月5日〜9日のオーテピア高知みらい科学館での展示開催となっております。
審査員

下山郁夫
■1954年 高知市生まれ
■高知県美術家協会理事
■高知市展 代表委員長
■ 同 絵画部部長
■高知市文化プラザ活性化計画策定委員
■高知市文化振興ビジョン策定委員
■中・高等学校美術教員を経て
■現在、TOSA・美術アカデミー主宰

筒井孝枝
■1962年 北海道旭川生まれ
■東京杉野ドレスメーカー学院デザインアート科卒業
■婦人服企画・パタンナーを経て高知に帰郷
■高知国際版画トリエンナーレ・高知県美術展覧会などに出展。
■2021年、高知美術展覧会グラフィック部門県展特選。
■個展・グループ展を中心に活動現在、高知版画協会事務局
審査員より一言
叶は、十二支の6番目に位するという蛇を、勾玉のような形状の珊瑚に、雌雄一対であろうか見事に彫り出していた。卵殻の中は小さな花弁で充たされ、この一年を言祝ぐかのようであった。ミッド珊瑚をベースに、赤珊瑚、桃珊瑚、アクセントには黒蝶貝、台座は黒檀の半球とし、文字通り夢が叶うデザインとなった。珊瑚自体は小振りではあるが、台座とのバランスと配置からなる軽やかさが、作品全体を支えていた。薄い皮膜の中に、花弁を閉じ込める技術と彫は秀逸で豊かな感性を感じる作家である。