第48回名作コンテスト入賞作品
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第48回土佐さんごまつり名作コンテスト入賞作品
第48回 土佐さんごまつり名作コンテストは、
コロナ禍の影響によりWEB開催となりました。
審査員
下山郁夫
■1954年 高知市生まれ
■高知県美術家協会理事
■高知市展 代表委員長
■ 同 絵画部部長
■高知市文化プラザ活性化計画策定委員
■高知市文化振興ビジョン策定委員
■中・高等学校美術教員を経て
■現在、TOSA・美術アカデミー主宰
筒井孝枝
■1962年 北海道旭川生まれ
■東京杉野ドレスメーカー学院デザインアート科卒業
■婦人服企画・パタンナーを経て高知に帰郷
■高知国際版画トリエンナーレ・高知県美術展覧会などに出展。
■2021年、高知美術展覧会グラフィック部門県展特選。
■個展・グループ展を中心に活動現在、高知版画協会事務局
審査員より一言
雛壇を想起させる四段の樹木をベースに、和菓子と花の相乗効果の設えが絶妙なバランスで表現されていた。赤珊瑚・桃珊瑚・白珊瑚・ミッド海珊瑚と多様な材を駆使することで、黒檀の台座に日本人の美意識を謳い上げていた。中段に配置された紅梅は、帯留としての役割と工芸作品としての美しさを兼ね備え、デザイン化された深紅の珊瑚は、見る者に楽しさと豊かさを伝えていた。菓子器を思わせる黒檀の遊び心が、色とりどりの珊瑚の配置と相俟って、ハレの日の温かさおも、演出してくれていた。心穏やかな一日を思わずにはいられない。